タブレットPC(Tablet PC)クアッドコアで発売? クアッドコアプロセッサを搭載したタブレットPC(Tablet PC)はTegra2デュアルコアモバイルプロセッサの2倍以上速い? クアッドコアモバイルプロセッサを搭載したタブレットPC(Tablet PC)が早ければ2011年が終わる前に発売されるという見通しが出た。 ジェンスンファン(Jen Hsun Huang)NVIDIAの社長兼CEOは米国で開かれた投資説明会で、”クアッドコアモバイルプロセッサを搭載したタブレットPC(Tablet PC)は、クリスマス期間に合わせて発売されるだろう”と明らかにした。 NVIDIAのクアッドコアプロセッサは、ハイエンドモバイル機器に搭載されたTegra2デュアルコアモバイルプロセッサの2倍以上速いというのがNVIDIAの説明だ。 モバイルプロセッサ市場でNVIDIAと競合しているクアルコム(Qualcomm)は、今年クアッドコアプロセッサを搭載したモバイル機器を発売する予定がないということを考えると、NVIDIAとしてはプロセッサのパフォーマンス(性能)で有利な立場を先取りすることになる。 NVIDIAは、このような高性能モバイルプロセッサでNVIDIAの収益構造も変わるものと予想している。 現在、NVIDIAが最も多い売上を上げている事業はグラフィックスプロセッサ(GPU)の分野で年間売上高が45億ドルに達する。 現在、約20億ドルのモバイルプロセッサ部門の2倍以上高い。 NVIDIAは、2015年GPU部門の売上高を70億ドルと予想したのに比べ、モバイルプロセッサ部門の売上高は200億ドルまで成長すると期待している。 ジェンスンファン(Jen Hsun Huang)CEOは”2015年までモバイルプロセッサの累積供給量が10億台を超えるだろう”とし”GPUとモバイルプロセッサ事業の比重が変わると予想する”と述べた。 NVIDIAのクアッドコアプロセッサを搭載したタブレットPC(Tablet PC)が発売されるとモバイルゲームのパフォーマンス(性能)も大幅に向上されると思われる。 NVIDIAの高性能モバイルプロセッサを特によく利用する分野はゲーム開発だからだ。 タブレットPC(Tablet PC)の進化はどこまで? クアッドコアプロセッサを搭載したタブレットPC(Tablet PC)でモバイルゲームパフォーマンスも大幅に向上? 既存ゲームをデュアルコアプロセッサに最適化させ、パフォーマンスを向上させたバージョンを開発したり、ゲームがプロセッサのリソースを効率的に利用できるよう開発者を支援するということだ。 既存ゲームをTegra2プロセッサに合わせて開発したTHD(Tegra High Definition)バージョンのゲームが代表的な事例だ。 NVIDIAは”モバイル用ゲームを開発する際のゲーム開発者がNVIDIAのマルチコアをうまく​​利用できるように連携している”とし”Tegraプロセッサのガイドラインを提示するなどの支援をしている”と説明した。 NVIDIAはクアッドコアプロセッサにもこのような支援をする方針だ。 NVIDIAの関係者は”製品の発売(リリース)時期に合わせてゲームが発売されるようにコンテンツ開発チームで技術支援をしている”と付け加えた。